DIRECTORY 声優名鑑
梅原 裕一郎 (うめはら ゆういちろう)
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- 所属
- アーツビジョン
- 誕生日
- 3月8日
- 出身地
- 静岡県
- 血液型
- O型
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- 趣味・特技・資格
- クラシック鑑賞、ピアノ、ギター、歌
- 主な出演作
- TV『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』ウェザー・リポート、『2.43 清陰高校男子バレー部』青木操、『アクダマドライブ』運び屋、『アイドルマスター SideM』鷹城恭二、ゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』レオナ・キングスカラー
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梅原 裕一郎 連載
徒然うめ草今年はさんまが豊漁らしく、話題に上がることもしばしば。サイズも大きく脂乗りもいいとのこと。去年は不漁だという話を聞いていたので、一年でこうも変動するものなのだと驚きました。気候などによって左右されるのでしょうか。原因は調べていないので知りませんが、とにかくおいしいさんまが食べられるのは我々消費者にとってうれしいものです。来年はどうなることやら。 例年さんまを食べる習慣があるわけではありませんが、こうも「さんまさんま」と耳にすると食べたくなってくるもので、今年はもう三回食べました。たしかに大きく脂が乗っている気がします。とはいえ例年食べているわけではないので比較しようがなく、情報を食べている状況です。思えば幼い頃はさんまが苦手でした。きれいに食べられないし、骨が多いし、何より苦手だったのが肝です。あの苦味は子供にはなかなか難易度が高いのか、嫌厭していました。逆に食べやすく肝もない鮭の切り身などが好きなのは、子供あるあるなのではないでしょうか。 しかし今年久しぶりにさんまを食べてみて、肝のおいしさに仰天しました。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、丁寧にほぐした身と肝を共に食べると、苦味がアクセントになりなんとも美味。幼い頃苦手だったのがうそのように、さんまのおいしさの「肝」は、まさしく肝にあるのだと理解できました。…続きは声優グランプリ11月号で!
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梅原 裕一郎 連載
徒然うめ草「ロマンチストとリアリストは両立するのか」というテーマについて考えていて、最近議論が深まってきました。とはいえ一人での作業なので議論とも言えないかもしれませんが。 ここでいうロマンチスト、リアリストとは、物事に対して人はどういうスタンスをとるのかということです。端的に言うと、ある物事に対して理想を追い求めるのがロマンチスト、ありのままの現実を受け入れるのがリアリストということにします。 議論の結果から申しますと、僕自身はロマンチストとリアリスト両方の性質を持っているという結論に至りました。いやいや、二元論をふっかけておいて何だその結論はとお思いかもしれませんが、そこに至るまでの過程を記すのでお許しください。 この議論を始めた際、僕はリアリストだと自認していました。極端な例を挙げると、“世界平和は実現可能か”というテーマがあったときに、僕は「絶対に不可能だ」と考えてしまいます。きっとロマンチストならばそうは考えないのでは。もちろん世界平和は誰もが望むことでしょうし、実現したならば素晴らしいとは思うのですが、そのうえで僕は「不可能」だと考えます。なぜそう思うのか深掘りしてみると、“人類の歴史は戦争の歴史”という言葉が根付いていました。これは使い古された言い回しですが、有史以来、いやきっとその前から人類が争い続けていることは想像に難くありません。そしてそれはこれからも。つまり僕は、歴史というものを土台にしたリアリストであるという一端の結論に至りました。…続きは声優グランプリ10月号で!
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梅原 裕一郎 連載
徒然うめ草蝉の声を意識しなくなったのはいつからだろうか――夏が来るたびにそんなことを考えます。 記憶の中の夏といえば、うだるような暑さでアスファルトの路面付近の空気が揺らぎ、木々の深緑が鮮やかなコントラストを生み出し、そして聞こえてくるのは耳をつんざくような蝉の声。これが僕の夏の原風景です。これはおそらく幼少期の記憶なのでしょう。聞こえてくるのは、当時住んでいた愛知県に多いとされているアブラゼミの「ジリジリジリ」という声です。 ところがここ数年、蝉の声を聞いた記憶がありません。調べてみると、事実アブラゼミの数は都市部で減少傾向にあるそうです。さもありなん、地方に比べたら木々も少ないですし、愛知県に比べたら東京の方が個体数は少ないのでしょう。しかし、ゼロではないはず。どこかで蝉の声を聞いているだろうに、まったく思い出せないのは何故なのでしょう。そういえば、夏の終わりに至る所に転がっていた蝉の死骸も、ここ数年見た覚えがありません。これは単純に記憶力の低下なのか、はたして。 振り返ってみると、上京してから数年は蝉の声を聞いていた気がします。となると、明確に蝉の声が聞こえなくなってから7年くらいたっています。7年前に何があったのか――答えは単純。調べてみると、僕は2018年に生まれて初めての「ノイズキャンセリングイヤホン」を購入していることがわかりました。基本的に外ではイヤホンをつけているので、蝉の声は「ノイズ」として処理され、僕の鼓膜を震わせることはなかったようです。自分で耳を塞ぎながら「最近蝉の声が聞こえなくなった。古き良き夏はいずこへ」などと思うのはなんと勝手なことか。昔懐かしいお菓子が生産終了した時や、昔ながらの個人店などが潰れた際に、普段利用しているわけでもないのに「あーあ。もったいない」と思う身勝手さに似ている気がします。…続きは声優グランプリ9月号で!
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