小野 賢章 インタビュー
『天久鷹央の推理カルテ』

メリハリ感が楽しい小鳥遊と鷹央の掛け合い―― 小野さん演じる小鳥遊優は、天才医師にして探偵役の天久鷹央をサポートする役どころですね。　いわゆる探偵助手のワトソン的な立ち位置です。内科医ではありますが、鷹央に振り回され、事件の謎に悩まされることが多いので、視聴者の皆さんにいちばん近く、心情的にも親近感が持てるキャラクターだと思います。―― たしかに、鷹央の行動や事件に頭を抱えたり、驚いたりすることが多いですね。　そうなんです。ただ、小鳥遊も医療従事者の一人なので、当然いろいろな患者さんを診ていると思いますし、一度、「驚きすぎではないですか？」と音響監督さんに聞いたことがありましたが、助手としての立ち位置を強調したいとのことで、大きめなリアクションを意識することになりました。―― 小鳥遊を演じられて、どのようなところに魅力を感じますか？　親近感が湧くところです。セリフからも患者さんが症状や悩みを相談しやすい人なんだろうなと伝わってきますし、患者や子供に話しかけるシーンでは、音響監督さんから「もっと優しく話しかけてください」と言われました。親近感や優しさは演じるうえでいちばん大事にした部分です。―― 振り回されるのがわかっているのに、ちゃんと鷹央に付き合うところもすごいですよね（笑）。　小鳥遊は器が大きいと思います。鷹央からすればいいようにこき使っているだけですが（笑）、きっとほかの人から見ても何かお願いしたくなるような人だなと。文句を言わずに手伝ってくれそうなところも彼の親近感につながっていると思います。…続きは声優グランプリ4月号で！