鬼灯の冷徹 インタビュー
鬼灯の冷徹

自分に近しいキャラを見つけて楽しんでほしい──まず『第弐期』の制作が決まってのお気持ちをお聞かせください。安元　第壱期の頃から楽しくて素敵な現場だったから、我々も当然第弐期をやりたいと思っていました。この３年半の間、ＯＡＤやオリジナルＣＤを作ってアニメの灯をずっとつけ続けてくれたスタッフさん、そして、それを楽しんでくれた皆さんのおかげで第弐期ができたので、僕としては感謝しかないです。遊佐　上映会イベントなどでもいろんな場所に行かせていただいて、スタッフさんの熱意も伝わってきていたし、お越しくださるファンの皆様の熱意も受け取っていたので「早く次ができてほしい」と思っておりました。なので、非常にうれしかったです。──改めて『鬼灯の冷徹』という作品の魅力について、お話しいただけますか？安元　全体として面白いんですけど、何回か見直すうちに「この人の感覚、自分に近いな」というキャラクターが絶対にいると思うんですよ。桃太郎とか鬼灯さんもそうですし、白澤もそうかもしれないし、閻魔大王もそうかもしれないですが、どこかしらで自分に近しいキャラクターがいると思うので、それを見つけてみるとまた面白いかなと思います。遊佐　「近しい」と言われて白澤を思い浮かべられると僕としては微妙なところがあります（笑）、しかし彼自身はいたって真剣です。決して無責任なことを言わない、潔いところが気に入っております。死後の世界のお話ですが、人間の方々が来ているので、行動の理由のわかるところがいっぱいあると思います。さぼりたい人もいるでしょうし、嫌な目に遭いたくないって逃げ出す人もいるでしょう……、たまに突拍子もない鬼灯さんとかいますけど。そういったこっけいさもあり、楽しんでいただけると確信しています。安元　あと、これは前からずっと言っているんですけど、とりあえず肩ひじは張らずに観てください。のんびり観ていただければと思います。…続きは声優グランプリ11月号で！